子どもを会わせるつもりはあるけれど…-自分達で面会交流の実施が難しい場合- 2017/4/21

 

先日,FPIC(公益社団法人 家庭問題情報センター)の大阪相談室に行きました。
FPICの大阪相談室は,地下鉄谷町四丁目駅からすぐのところにあります。

FPICの行っている活動の一つとして,子どもとの面会交流や別居した子どもが離れて暮らす親との面会交流を支援があります。
支援の内容は主に2つのタイプがあり,父と母が自分たちだけで子どもの受け渡しが出来ない場合に子どもの受け渡しを行う受渡し型と,子どもとの面会交流に支援者が付き添う付添い型です。
いずれもの援助も無償ではなく費用が必要となります。支援料は,受渡し型が1回5千円,付添い型が1万円です。(いずれも大阪相談室の場合)
その他,詳しい利用条件や申込方法などはFPICのHPをご参照下さい。FPIC 面会交流のご利用について

 

内部にはプレイルームといって,その場で面会交流を行うことができる部屋がいくつかあり,プレイルームの中にはさまざまな玩具,本,すべり台や鉄棒などの大型の遊具もあります。子どもが喜びそうな部屋です。また,屋上にはボール遊びなどができる屋外設備もありました。

私が訪問した日はちょうど三連休で多くの利用者や支援者でにぎやかな状態でした。
いちばん大きなプレイルームでは2~3組の親子が面会交流中で,ボール遊びをしたり,積み木遊びをしたりしていました。

 

このような面会交流の支援をしている団体は,FPIC以外にもいくつかあります。
自分達だけで面会交流を実施することが困難な場合には,このような支援を利用するのも一つの方法です。

弁護士 辻 祥子

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