コラム 197 別居する場合の注意点① -別居することは伝えた方がよい?- 2019/06/14

この記事を読むのに必要な時間は約2分0秒です。
 

 

コラム20190614

 

相談の中で,別居をする際には相手に別居に踏み切ることを伝えるべきか?という質問を受けることがあります。

 

私は,状況が許す限り事前に伝えた方がよいと答えています。
家族が,事前に何の連絡もなく帰ってこなくなる,というのは当事者にとってはかなりの衝撃です。離婚を念頭において別居をする場合には,その後に離婚についての話し合いをしなくてはいけませんが,この別居の際の衝撃が,後の離婚の協議によろしくない影響を及ぼすことが少なくありません。
後の話し合いのためにも,できる限り筋を通して別居をすることをおすすめします。

 

ただ,ここでいう「筋を通す」は,「別居すること及びその理由を事前に伝える」ということで十分であり相手が納得することまでは不要です。

 

例外として,別居することを事前に伝えたら相手から別居を妨害されそうな場合,暴力など危害を加えられそうな場合には,事前に知らせることは避けた方がよいでしょう。

その場合は,置き手紙やメールなどで事後的に家を出ること及びその理由を伝えましょう。

 

事前に伝えるとして,どのタイミングがよいかは,個々の状況によります。
別居を告げたときの予想される相手の反応,別居までの準備期間,別居時の想定しうる状況などを聞いて,どのタイミングでどのような方法で伝えるかを相談者の方と一緒に考えています。

                                           

                                                 弁護士 辻 祥子

 

バックナンバーはこちら>>

 
The following two tabs change content below.
姉小路法律事務所

姉小路法律事務所

姉小路法律事務所は,離婚,慰謝料,相続・遺言などの家族関係・親族関係の紛争(家事事件)に力を入れている京都の法律事務所です。なかでも離婚・慰謝料事件は,年間300件以上の相談をお受けしており,弁護士代理人として常時数十件の案件を取り扱っております。弁護士に相談するのはハードルが高いとお考えの方も多いかもしれませんが、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。男性弁護士・女性弁護士の指名もお伺いできますのでお申し付けください。
姉小路法律事務所

最新記事 by 姉小路法律事務所 (全て見る)