コラム 201 別居する場合の注意点③-相手名義の預金はどうしたらよいの?- 2019/07/26

この記事を読むのに必要な時間は約1分38秒です。
 

 

 

コラム20190726

 

別居の際,相手名義の預金を持ち出してもよいのでしょうか…?

 

婚姻中,自分が相手名義の通帳も預かって預金を管理していたような場合には,事実上,持ち出すことができてしまいます。

 

しかしながら原則的には相手名義の預金を持ち出すことは不可です。

 

もっとも,自分の預金がほとんどないような場合には,相手名義の預金を持ち出して後に財産分与の際に持ち出した分を清算するという形で解決する例もあります。
場合によっては財産分与を見越して相手の預金の半分だけ持ち出したという例もあります。
中には,慰謝料の支払いを確保することを考えて,相手名義の預金から慰謝料相当額分を引き出して持ち出したという例もないわけではありません。

 

このあたりは難しいところです。
相手の性格によっては預金の持ち出しは心理的な反発が非常に強く,後の離婚協議に悪影響を及ぼす場合があります。
相手名義の預金の持ち出しについては慎重に考えた方がよいでしょう。

                                           

                                                 弁護士 辻 祥子

 

バックナンバーはこちら>>

 
The following two tabs change content below.
姉小路法律事務所

姉小路法律事務所

姉小路法律事務所は,離婚,慰謝料,相続・遺言などの家族関係・親族関係の紛争(家事事件)に力を入れている京都の法律事務所です。なかでも離婚・慰謝料事件は,年間300件以上の相談をお受けしており,弁護士代理人として常時数十件の案件を取り扱っております。弁護士に相談するのはハードルが高いとお考えの方も多いかもしれませんが、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。男性弁護士・女性弁護士の指名もお伺いできますのでお申し付けください。
姉小路法律事務所

最新記事 by 姉小路法律事務所 (全て見る)