コラム 133 親の介護をしてもらえない男性と夫の親の介護をしない妻 2017/4/14

 

コラム133(圧縮)

少し前,Yahoo!知恵袋に投稿されたある質問とその回答がネット上で話題になっていました。
その投稿のタイトルは「妻が両親の介護をしません」とういうものです。両親の介護が必要になった男性が,妻に対し,「これから大変だと思うけどよろしく頼むな,できるだけ手伝うから」と妻に声をかけたら,妻から「あなたの両親なんだから基本的に介護をするのはあなた。私が手伝う方。」と言われたとか。そして,実際に介護が始まったら,妻は,男性が外せない用事があるときだけ介護を手伝ってくれるけれど基本的には男性が介護をしているとのこと。男性は「どうしたら妻に親の介護をしてもらえるか?」と質問しています。

この投稿がネット上で話題になっているのは,ベストアンサーに選ばれた回答の内容が秀逸であったという理由からです。ベストアンサーの回答は妻の気持ちをよく理解している内容であり,ネット上で多くの人(特に女性)が賞賛していました。詳細にご興味のある方はこちらをどうそ。
Yahoo!知恵袋 妻が両親の介護をしません。

この投稿の夫はたとえ自分の親であっても介護は当然妻がするものだと思っており,一方の妻は夫の親の介護は夫がするのが当然と思っていたのですね。
円満な夫婦であってもフタを開けてみればこのように180度異なった考えをもっていたということがあります。特に家庭内の役割分担についての考え方は,育った家庭環境や世代によって様々です。そしてやっかいなことに「自分の考えが普通(相手の考えが変)」「相手が考えを変えるべき」と互いに思っていることも少なくありません。
パートナーの方が考え方の隔たりを埋めることが難しいと感じて離れて行ってしまった(家を出て行ってしまった)という状況でも,「相手が自分のまちがいに気付いて戻ってくるならやり直してもよい」とおっしゃる方もいます。
結婚生活を円満に続けていくには,自分の頭にある家族像が必ずしも誰にとっても当たり前のものではないこと,相手の考えにあわせてときには自分も変わっていかなければならないことを頭に入れておく必要がありそうです。

弁護士 辻 祥子

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