コラム 181 ペットにも会いたい-ペットとの面会交流- 2018/07/05

 

 

 

別居した妻が勝手に連れて行ったネコに会いたい
離婚に応じてもいいけれど週末は犬を預からせて欲しい

 

離婚の相談をお聞きしている際,このように同居中に飼っていたペットとの面会交流を求める声を聞くことがあります。
しかし,ペットは法律上「家族」ではなく「物」と扱われており,面会交流は認められていません。

 

ところが,ブラジルで裁判所がペットとの面会交流を認める判断をしたというニュースがありました。
新聞記事によると,サンパウロ在住の男性が,離婚後に元妻が引き取ったヨークシャーテリアとの面会を求める訴えを提起し,一審は敗訴したものの,控訴審で訴えが認められたとのこと。

 

ペットが法律上「物」と扱われるのはブラジルも日本と同じです。

 

しかし,今回,ブラジルの連邦高等裁判所は,「動物は法律上は家族の一員に含まれない」という原則は維持しつつも,「男性と元飼い犬の間に強い絆が存在するのは明らか」として,男性に犬と面会する権利を認めたそうです。

 

この判決の理論構成には色々と思うところはありますが,結果として,男性と元飼い犬が会えたこと自体はまあ悪いことではないでしょう。

 

ただ,この判決に従うと,人間と「強い絆」を結ぶことが難しそうなペットの場合は面会交流は認められないということになりそうなので,様々なペットを想定して面会交流が認められるか認められないか空想してしまいます。

 

うーん,犬,ネコは認められそうですが,メダカやイグアナなんかはアウトっぽいですね。
ハムスター,モモンガとなるとどうなんでしょう…微妙。

                                           

                                                 弁護士 辻 祥子

 

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