コラム 215 調停って時間かかりますか? 2022/04/27

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コラム215

ここ最近、法律相談で調停に要する期間についての質問を受けることが多いので、少しまとめてお答えしたいと思います。

 

「調停は3回以内で成立しなければ打ち切りになるんですよね?」
→答えは、NOです。

 

調停に回数制限はありません。

調停が不成立となるか否かの一番の決め手は,回数ではなく、「話し合いによる解決の可能性があるか否か」です。

双方の意見が一致する見込みがないという状態になれば、調停での解決は難しいとされ調停は「不成立」で終了します。極端な例をあげると,「双方の歩み寄りの可能性なし」ということが明らな場合は初回で不成立で終了することもありますし,双方の歩み寄りの可能性が十分にある場合は,調停期日が10回を超えても続くことがあります。

 

「調停って何年もかかるんでしょう?」
→これも答えは、NOです。

 

離婚調停の場合、一年を超えても続くようなことはほとんどありません。(もちろん、皆無ではないですが)。
調停が成立して終了する場合も不成立で終了する場合も,おおむね半年程度で終了しています。

私の感覚になりますが,2〜4ヶ月で終了すれば「早い」、5ヶ月〜10ヶ月で終了すれば「まあ普通」、1年程度になると「長かったな…」と言う感じです。

 

中には1年以上調停が続く場合もありますが,そのような場合,1年を過ぎる頃から,調停委員会(裁判官,調停委員が構成する会)が,このまま調停を続けて成立の見込みがあるか否かを厳密に検討するようになり,歩み寄りにより成立する見込みがないと考えられる場合は,調停を不成立にして裁判での決着を促されます。

 

調停は時間がかかるという理由で敬遠なさる方もいらっしゃいますが,相手がなかなか交渉の席につかないとき,相手が理不尽な主張を繰り返して交渉が進まないときなどは,調停を利用した方が早期に解決できる場合もあります。

                                           

                                                 弁護士 辻 祥子

 

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