裁判所は安全ですか?各地の裁判所で手荷物検査が実施されています 2019/05/27

 

 

コラム20190527

 

京都地方裁判所では今年の4月から建物内に入る際に手荷物検査が実施されるようになりました。

空港にあるような金属探知機やX線手荷物検査機が裁判所の玄関ロビーに設置され厳重に検査されます。 裁判所は争っている当事者同士が顔を合わせる場であり,ときおり刃物等の凶器をつかったトラブルが発生します。

 

そのような事態を防止するために最近は各地の裁判所でこのような手荷物検査が実施されるようになっています。

さて,京都家庭裁判所はどうでしょうか?

家庭裁判所も離婚事件や相続事件など争っている当事者が接触する機会があり,特にDV関係の事件では警戒が必要です。

しかし,京都の家庭裁判所では,現在のところ上記のような手荷物検査は実施されていません。

 

DV関係の事件など当事者が裁判所で暴れたりする可能性がある事件については,当事者が裁判所にくる時間帯やルートについて裁判所と調整をして個別にトラブルを防止する対応がとられています。

家庭裁判所でも手荷物検査が実施されるようになると,正直なところ「面倒だな…」という気持ちはあります。

しかし,家庭裁判所の調停室は狭い密室ですし,突然刃物など出されたらほぼ逃げ場なしです。そう思うと家庭裁判所でも手荷物検査はあった方がよいなと思います。

 

(ちなみに,当事務所には護身のため一応スタンガンを常備しており,ときおり作動確認のためビビビッと電流を走らせてます。)

 

弁護士 辻 祥子

 

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