離婚の兆候 2023/05/30

 

 

コラム226

先日、離婚を決意した人々に離婚の兆候を尋ねた結果をまとめたインターネットの記事を目にしました。

 

離婚の兆候として、

 

1. 会話がないのが当たり前になったこと
2. 互いを非難すること
3. 外に癒やしを求める

 

の3点が紹介されていました。

 

常日頃から離婚の相談を受けている身として強く同意する内容となっています。

 

ただ、(1)と(2)は並列するというよりも、(2)を経て(1)に至るケースが多いです。

 

非難し合うような内容であっても、まだ会話があるうちは、それもひとつのコミュニケーションであって、まだ希望があると言えます。

 

(1)の会話がないというのは、他方を非難する、喧嘩をする気にもならないということで、関係の改善をもはや諦めた状態です。

 

このような状況について、なかには諍いがなくなったとして事態は良い方向に向かっていると思う人もいますが、それは誤解です。

 

むしろ水面下で静かにではありますが、婚姻関係は確実に破綻に向かっているのです。

 

離婚を回避するためには、気が重いかもしれませんが、しっかりと向き合って話し合う必要があります。

 

そして、ほんの少しでも良いので、他方を非難する態度を改めます。

 

これを受けて相手も態度を和らげるようですと、関係の改善を期待できます。

 

他方、相手の態度が一向に変わらないようですと、もはや手の施しようがない状況にあり、ご自分の努力だけではどうしようもないところまで来ている可能性があります。

 

いずれにせよ、(3)の外に癒やしを求めることには注意を要します。

 

趣味に打ち込むのは良いのですが、異性と深い関係になってしまうと、「有責配偶者」という立場になり、離婚することになっても不利な立場になり、さらには簡単に離婚できない事態になることもあります。

                                                 弁護士 大川 浩介

 

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