結婚は飛行機から飛び降りることと同じ? 「歌姫」の元夫の言葉。 2016/1/19

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       photo by Jimelovski Platano Macho

 

「歌姫」マライア・キャリーは,昨年4月,タレントのニック・キャノンと離婚しました。
結婚式を毎年挙げるなどしていたふたりでしたが,離婚することとなり,「格差婚」の難しさが取りざたされていました。 このニック・キャノンは,自身の再婚について否定的なコメントをのこしていて,その際,次のようなことをメディアに話しています。「飛行機から飛び降りて命が助かる確率が2分の1だとすると,誰も飛び降りないだろう。結婚がうまく行く確率も同じで,再婚なんかすべきではないね。」

この2分の1というのはアメリカの離婚率で,日本の場合ですと統計上は3分の1くらいということになります。

結婚を飛行機から飛び降りるかどうかを決断すべき状況と重ねることにはやはり無理がありますが,結婚するときに自分たちが離婚するかもしれないことに思いを馳せることはあまりないことでしょう。 ただ,過去に相談に来られた方で,まもなく結婚する予定で,離婚することになった場合に結婚前からの財産を確実に守る方法を尋ねてきた人もいらっしゃいました。

また,離婚するのにひと苦労した人に多いのが,さきほどのニック・キャノン同様,「結婚はこりごり。もう二度とごめんだ。」という方。 しかし,そのようなことをおっしゃっていたにもかかわらず,あっという間に再婚された人もいらっしゃいました。

反対に,すぐに再婚しようと考えて離婚が成立する前から結婚相談所に登録しようとする方もいらっしゃいましたが,実際にはすぐに再婚はされませんでした。 このあたりはやはり実際に離婚して新しい生活を始めないとわからないところですね。

ただ,離婚した相手と同じようなタイプの人と再婚する方も珍しくなく,「過去の教訓」は活かしたいところです。

弁護士 大川 浩介

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