乙武洋匡さんの不倫報道にみる初期対応の重要性 2016/3/29
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自民党からの国政選挙への立候補が噂されていた乙武洋匡さんの不倫報道に驚かされた人は少なくないと思います。
ただ,ベッキーさんや桂文枝師匠の時ほど世間を騒がすことはないように思われます。
コラム 18 ベッキー騒動の発端 離婚を求めるときの「タブー」とは? 2016/2/3
コラム 26 桂文枝師匠の不倫騒動と不倫当事者間のパワーバランス 2016/3/1
その大きな違いは「初期対応」にあります。
乙武さんは週刊誌から体当たり取材を受けるや,ほどなくして事実関係を認めました。
ここが,ベッキーさんのケースとの大きな違いで,彼らは事実関係を苦し紛れに否定したり,逃げ隠れした結果,メディアから「追撃」を受けてしまいました。
また,乙武さんの妻も,すぐさま,「このような事態を招いたことについては,妻である私にも責任の一端があると感じております。二人でしっかり話し合った結果,3人の子どもたちのためにも,あらためて夫婦ともに歩んでいくことを強く決心致しました。」といったコメントを公表しました。
ここは文枝師匠のケースとの違いですね。師匠のケースでは奥様の意向がわからないままでした。
不貞行為が発覚した場合,世の中の夫婦であっても,やはり「初期対応」が大切です。
苦し紛れに否定し続けたり,なかには「逆ギレ」してしまう人もいますが,そういうことがあれば,その後の関係修復が困難になります。
最初の何回かのお互いのやりとり次第で,その後の進む道は大きく変わってきます。
それと,もうひとつポイントになるのが「余罪」があるかどうかです。一度だけなら許せても,二度,三度となると話が変わってきます。
乙武さんの「自白」によると,今回の女性のほかにも,4人の女性と関係を持ったということのようです。
こうなってくると,一度だけの過ちなどではなく,「確信犯」,「常習犯」ということで,やはり「再犯」の可能性が高いように思われます。
また,記事によると男性の協力者をうまく利用しており,その手口の巧妙さも気になるところです。
弁護士 大川 浩介
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