コラム 111 養育費不払いで収監-ポーランドの場合- 2017/1/27

 

コラム111

コラム107 ( コラム 107 養育費を払わないと親は車が運転できない?!-米国テキサス州の場合- 2017/1/13 )
で養育費不払いに対する方策として米国テキサス州の例をあげましたが,今回はポーランドです。

ポーランドでは,養育費をいつまでも払わない親を最長で2年間収監できることになっています。もっともこの「いつまでも」という点については,現行法では具体的な期間は定められていないそうです。そのせいもあってか,現在,ポーランドでは養育費の支払い遅れているのが30万5000人いるそうです。

この養育費不払いの対策として,現政権は子どもの養育費を「3ヶ月」支払わなかった親を収監することができるという新たな法案を作成中です。
この法案が通った場合に懸念されるのが,刑務所の収容人数の問題です。この法改正を契機に養育費を滞りなく支払うようになれば問題はないのですが,政府の思惑通りにことが進まなかった場合は,刑務所の収容可能人数を上回る人が収監の対象となってくる可能性があります。
これに対しても,養育費を支払わなかったために実刑判決を受けたものに監視機能付きブレスレットを装着させることをできるという法案も検討されているそうです。

ポーランドにしても米国テキサス州にしても,政府が徹底して「養育費不払い許すまじ」という姿勢を示していますね。

弁護士  辻 祥子

 

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