50代の妻が医師である夫から多額の財産分与を受けた事例【離婚解決事例66】
解決までの経過
50代の妻が依頼者で、夫は60代の医師。
夫の不貞が発覚したことを契機に、妻は夫と別居した。
離婚は争いがなく、財産分与及び慰謝料が争点となった。
夫は、妻に対する財産分与額を減らすため、妻が別居前に夫名義の口座から多額の出金を行っており、それらを現金として保持しているはずである等と主張した。
このような夫の主張に対し、口座間の資金の移動などを詳細に検討・説明することにより、夫側が主張するような現金が残存しているはずがないことを明らかにした。
その結果、夫から、解決金を含め5000万円を超える支払いを受ける条件での解決に至った。
コメント
熟年夫婦の場合、婚姻期間が長期になり、その間の資金の移動などが争いになることがあります。
こうしたことが争点になると、泥沼化し、解決までに長期間を要することも珍しくありませんが、本事例では、早期に口座の取引履歴等を分析・検討したことにより、夫側の主張に合理性が乏しいことが明らかとなり、比較的早期での決着に至りました。
熟年夫婦間の離婚において、財産分与が問題となる場合には、婚姻期間が短い夫婦とは異なった対応・ノウハウが必要になるため、早めに弁護士に相談し、対応策を事前に検討・準備しておくことが重要といえます。
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