不貞を理由に離婚訴訟を提起されたが慰謝料を支払うことなく和解した事例【離婚解決事例40】

夫が依頼者,子どもはいずれも成人している。

 

妻が夫の不貞行為を疑い夫婦仲が険悪になり別居。
妻が離婚調停を申し立てた。夫は離婚には応じるが不貞行為を否認し慰謝料の支払いを拒否,調停は不成立となった。
妻が離婚,財産分与,慰謝料を求めて離婚訴訟を提起してきた。
 
夫は訴訟から弁護士に依頼。

夫は不貞行為を強く否定。

妻は不貞を裏付けるものとしていくつか証拠を提出してたが,それらにつき詳細に反論をし,妻が提出している証拠が不貞行為を裏付けるものとしては不充分であることを指摘した。
裁判官から,不貞行為の存在が立証されているとは言えないという心証の開示があり,和解の提案があった。
最終的には,慰謝料の支払いを含まない内容(離婚と財産分与のみ)で訴訟上の和解が成立した。

 

コメント

訴訟において不貞行為を立証するにはどのような証拠が必要なのかという質問をよく受けます。性行為の写真,宿泊施設に宿泊している写真などはそれだけで不貞行為の存在を裏付けるに充分な証拠ですが,そのような決定的なものはない場合でも,宿泊施設のレシート,SNSへの投稿,メールでのやり取り等の合わせ技で不貞行為を立証するような場合もあります。
 
今回のケースでは,決定的な証拠ではありませんでしたが,いくつか提出された証拠をみれば,一見,不貞行為あったかのように疑われる状況でした。
ひとつひとつの証拠に対する詳細な反論が効を奏して,ご本人が希望した内容の和解を成立させることが出来ました。

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