オーバーローンの自宅の処理が問題となった事例【離婚解決事例48】

30代の夫婦 夫が依頼者
 

夫の不貞行為が発覚。夫は不貞関係を解消しいったんは夫婦でやり直しを決意した。しかし,夫の不貞行為を契機に妻の精神状態が不調となりその後も毎日のように夫を責め続けた。そのため夫もうつ状態となり夫婦は別居をすることとなった。
夫婦が直接話し合うことが困難なため双方に代理人がつき協議をしたが双方の意見が調整できず調停となった。
一番の問題はオーバーローンの自宅をどうするかであった。妻は子どもの生活環境を変えたくないので自宅に住み続けることを希望していたが,妻が住宅ローンを支払っていくことが難しかった。最終的には,妻が住宅を取得し住宅ローンを支払っていく,夫が住宅ローンの支払の一部を負担する(名目としては慰謝料の分割払)という内容で調停が成立した。

コメント

オーバーローンの自宅の処理は,離婚にともなう財産分与のやっかいな問題の一つです。通常は住宅を取得したい方が残ローンを払い続ける,双方とも自宅の取得を希望しない場合は,売却して余剰金を分けるという処理をします。
しかし,オーバーローンの場合は,売却するためには住宅ローンの残額が住宅の売買価格を上回っている分を金銭で填補する必要があるので,売りたくても売れないという場合が多いです。
このケースはかなりのオーバーローンだったので売却は到底不可能な事案でした。妻は住宅の取得を希望し,夫も子ども達のことを考え妻が住宅を取得することは了解しましたが,住宅ローンをどのように支払うかで意見の調整が続きました。結論としては,双方がある程度バランスのとれた負担をするという内容で落ち着きました。

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